自覚症状の無い
感染者からの感染対策
新型コロナウイルスの感染性は、エアロゾル状態で3時間、プラスティクやステンレスでは72 時間までは認められたそうです。当院ではウイルスが院内に侵入した場合を想定した対策を、以下の通りおこなっています。
空気中のウイルス対策
- 頻繁に換気をおこないます。ウイルスが空気中の霧やミスト、粉塵や煙と合わさることを「エアロゾル化」と呼び、このエアロゾル化したウイルスを吸い込むことによって感染することが確認されています。新型コロナウイルスの濃度は、換気のある病室ではとても低く、多くの公共エリアでの、空気の新型コロナウイルスのレベルは検出限界以下であるようです。
- おひとりの治療が済むごとに、プラズマクラスターNEXT(SHARP製)を使用し、各部屋の空気を1時間、消毒しています。SHARPは「プラズマクラスターイオン技術」と呼ぶ方式で、空気中の酸素分子と水分子を分解し、自然界にあるのと同じ水素(+)イオンと酸素(-)イオンを作り出し放出し、水素(+)イオンと酸素(-)イオンはウイルスや菌の上に着くと、非常に酸化力の強いOHラジカルに変化。瞬時に表面のタンパク質から水素(H)を抜き取ってタンパク質を分解します。水素と結合したOHラジカルは、水(H₂O)になって、空気中に戻ります。また、SHARP社によれば、浮遊ウイルスを抑える /約25m³(約6畳相当)の密閉した試験空間での約9〜18分後の効果です。(プラズマクラスター NEXT/25000/7000搭載空気清浄機の場合)●試験対象:浮遊した1種類のウイルス。■試験結果:約9分で99%抑制。KI-AX80(KI-HP100より性能の低い機種)の風量「強」運転で実施。約18分で99%抑制。FU-A30(FU-H30と同等性能機種)の風量「強」運転で実施。とあります。(ただし、コロナウイルスへの有効性は検証されていません。現時点では、正式に効果を検証された器械はないと思われます。)
飛沫ウイルス対策
- 当院では、取っ手やトイレ、レントゲン室に居るかもしれないウイルスに対してはアルコールおよび次亜塩素酸ナトリウムで消毒し、トイレ、レントゲン室の空気は噴霧液、プラズマクラスターNEXTで消毒しています。
- 院内だけではなく、ご自分の身を守るために、「ウイルスが着いているかもしれない」という意識を持ち、手で目、鼻の穴などに触れる前に、手洗い・手指消毒をおこなってください。消毒には、アルコール(イソプロパノール)なら70パーセント以上のものを使用してください。ただし、アルコールが着いたままでは目に触れないでください。